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金融仲介機能のベンチマークを全106行見た雑感 ~第四弾:要因分析をすべし~

第四弾は、金融仲介機能のベンチマーク(以後、ベンチマーク)の変動をどのように説明すれば分かりやすくなるかという話です。

 

ベンチマークは複数年を並べて掲載するのが通常です。時系列に見ることで年々良くなっているのか、悪くなっているのかが分かるからです。しかし、ここで終わっている銀行が非常に多い。数字を並べたり、グラフにするだけでなぜそういう動きになったかを説明する銀行が少ないということです。せいぜい順調に伸びていますなど簡単なコメントがあるのみです。

 

読む立場とすれば、良くなっているのであればなぜだろうと疑問を持つのが自然です。例えば、共通ベンチマーク1であるメインバンクとして取引を行っている企業のうち、経営指標が改善した割合が年々良くなっていたとします。この理由について、景気などの外部環境が良くなったから伸びているのか、銀行によるソリューションの提供を充実させたことにより伸びたのか、その理由には様々なシナリオが考えられます。

 

だから、ベンチマークの動きについては要因分析をするべきです。

企業にとって大事なのは、企業のニーズや課題解決に応えてくれる金融機関はどこかを選べるようになること。そして、そうなるために必要な情報を得ることです。こういった観点から眺めると、ただベンチマークの推移を載せるだけでは足りません。

 

良くなったら良くなったでなぜそうなったかを説明する。共通ベンチマーク1の例でいえば、企業の努力なのか、銀行の支援なのか、企業の取引先が頑張ったのか。

悪くなったのであれば、その原因は何か。その原因を特定しないと対策も講じられない。

 

もちろん、一概に言えるわけではありません。

しかし、情報を提供する立場としては、より分かりやすく伝える努力はしなければならない。

 

そのような情報がないと、企業は自分にどの銀行が合うかを選びようがありません。ただベンチマークの推移を載せるだけだと、どの銀行も似たり寄ったりになってしまいます。だから、ベンチマークの動きについて、丁寧な説明を加えることが重要になってきます。

 

現時点でこういったことをきちんとできている銀行はほとんどありません。

だからこそ差をつけやすい面はあるでしょう。

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