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金融仲介機能のベンチマークを項目ごとに見る ~第九弾:選択ベンチマーク36-40~

前回に引き続き、金融仲介機能のベンチマークを各々のベンチマークごとに見ていきます。

選択ベンチマーク36

取引先の本業支援に関連する評価について、支店の業績評価に占める割合

 

(掲載率)

 一割です。

 

(最大や平均値)

最大値が40%程度、最小値が2%、平均が20%弱です。

 

(寸評)

行員が実際にどのように動くかは業績評価の仕組み次第です。経営陣がどんなに声高に理想を語っても、評価の仕組みが従来通りだったら行動は何も変わりません。その意味で、このベンチマークは非常に重要、各銀行がどの程度本気で本業支援に取り組んでいるかを端的に示す指標といえるでしょう。

 

選択ベンチマーク37

取引先の本業支援に関連する評価について、個人の業績評価に占める割合 

(掲載率)

3%です。

 

(最大や平均値)

最大値が20%強、最小値が10%、平均が20%弱です。

 

(寸評)

選択ベンチマーク36と同様、行員の行動を変えるには非常に有効な指標です。掲載率が極めて低いのはそれだけ業績評価は各銀行の根幹に関わるためと思われます。行員の行動の変化の積み重ねがそれぞれの銀行の特色となっていくので、このベンチマークの掲載率がもっと高まることを望みます。

 

選択ベンチマーク38

取引先の本業支援に基づき行われる個人表彰者数、及び、全個人表彰者数に占める割合

 

(掲載率)

2%です。

 

(最大や平均値)

最大値が30%強、最小値が10 %台半ば、平均が20%強です。

 

(寸評)

位置づけとしては、選択ベンチマーク37と同様です。

 

 選択ベンチマーク39

取引先の本業支援に関連する研修等の実施数、研修等への参加者数、資格取得者数

 

(掲載率)

各項目4割程度です。

 

(最大や平均値)

銀行による規模の影響をダイレクトに受けますので、ここでは省略します。

 

(寸評)

数値としても入手しやすく、掲載しやすい項目でしょう。掲載率の4割は比較的高いです。一方で、外部向けのポーズとして使われやすい指標でもあります。つまり、「やっている感」を出すにはもってこいの指標です。行員が本気で参加した研修でも、形だけ参加した研修でも数値は変わらないためです。そのため、この指標単独での解釈は困難です。

 

選択ベンチマーク40

外部専門家を活用して本業支援を行った取引先数

 

(掲載率)

1割強です。

 

(最大や平均値)

この指標も銀行の規模により大きく左右されますが、最大値は1,000強、最小値は一桁台、平均は100強です。

 

(全取引先に占める割合)

最大値が8%程度、平均が1%程度です。

 

(寸評)

銀行が本業支援で専門性を発揮するのは困難でしょう。このような視点からすると、全取引先に占める割合の平均はもっと高くてもよいのではないでしょうか。

 

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※最大値、最小値、平均等の数値はH29.3の数値を用いています。

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