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金融仲介機能のベンチマークを項目ごとに見る ~第二弾:選択ベンチマーク1-5~

前回に引き続き、金融仲介機能のベンチマークを各々のベンチマークごとに見ていきます。

選択ベンチマーク1

全取引先数と地域の取引先数の推移、及び、地域の企業数との比較(先数単体ベース)

 

(掲載率)

 5割程度の銀行が掲載しています。

 

(最大や平均値)

銀行の規模の影響をもろに受けるのであくまで参考値にしかなりませんが、全取引先数では最大値は5万弱、平均が2万弱となっています。

 

(全体に占める割合など)

地元取引先数の全取引先数に占める割合(独自に算定)では、最大が99%、平均が8割前後です。

 

(寸評)

 地元の定義が銀行によって若干異なります。一般的には所在している県を地元とする銀行が多いですが、広域的な地域を地元と定義する銀行もあります。いずれにせよ、「地方」銀行というだけあって、地元の比率はどの銀行も高いといえるでしょう。

 

選択ベンチマーク2

メイン取引(融資残高1位)先数の推移、及び、全取引先数に占める割合(先数単体ベース)

 

(掲載率)

  4割程度の銀行が掲載しています。

 

(最大や平均値)

同全取引先数に占める割合の最大値は8割弱、最小値は2割弱、平均は5割弱です。

 

(寸評)

銀行間の差が大きいです。一般的に、第一地銀においてはメイン比率が高く、第二地銀においては低い傾向にあります。自行がメイン行である取引先が少ないのであれば、それを逆手に取ってメイン行では提案しにくいアイデアを推進するのもありでしょう。 

 

選択ベンチマーク3

法人担当者1人当たりの取引先数

 

 

(掲載率)

掲載している銀行は3%と、ほとんどの銀行は掲載していません。 

 

(最大や平均値)

掲載行が極端に少ないためあてになりませんが、最大は約50、平均が約40、最少が30弱です。

 

(寸評)

色々な解釈ができる数値なので、この指標単独での評価は難しそうです。例えば、数値が大きい場合、1件ごとに手間をかけていない手抜きと解釈するのか、システムによって業務が高度に効率化されたことにより実現できた数値と解釈するのか、同じ数値でも正反対の結論が導き出せそうです。

そのため、ほかの情報とともに捉えるのが良さそうです。

 

選択ベンチマーク4

取引先への平均接触頻度、面談時間

 

(掲載率)

 ベンチマーク3と同様、3~5%とほとんどの銀行が掲載していません。

 

(最大や平均値)

平均接触頻度においては、最大が3回/月、最少が1回/月、平均が2回/月です。平均面談時間では最大が4時間/月、最少が1時間/月、平均が2時間/月です。

 

(寸評)

選択ベンチマーク3とは異なり、顧客との接点をどれだけ重視しているかの指標としては意味がありそうです。ただし、データを取るのに手間がかかるため、掲載行が少ないのかもしれません。

 

選択ベンチマーク5

事業性評価の結果やローカルベンチマークを提示して対話を行っている取引先数、及び、左記のうち、労働生産性向上のための対話を行っている取引先数

 

(掲載率)

 事業性評価の結果やローカルベンチマークを提示して対話を行っている取引先数では2割強、労働生産性向上のための対話を行っている取引先数では2割弱の銀行が掲載しています。

 

(最大や平均値)

銀行の規模の影響も受けるでしょうが、それ以上に銀行間の定義の違いの影響を受けそうです。いずれの項目も、最大値は9千程度、最小値は一桁、平均は千程度です。

 

(全体に占める割合など)

いずれの項目も、与信先に占める割合の最大値は6割弱、平均が5%以内と非常に差が大きくなっています。

 

(寸評)

共通ベンチマーク5と同様、事業性評価は銀行が独自に定義しているケースも多く、単純に銀行間の比較には適さないでしょう。よって、この項目は銀行間での比較というよりも、同一銀行において時系列で比較すべきものといえるでしょう。

 

※最大値、最小値、平均等の数値はH29.3の数値を用いています。

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