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業績と資料の整理はなぜ相関があるか

業績が良い会社は資料も整備されている

本日は青森県八戸にM&Aのための財務調査(DD)に来ました。

普段は再生色の強い、つまり業績が悪化している会社を調査することが多いのですが、M&Aだと優良な財務体質の会社が多くなります。

 

今回も着実に毎期利益を計上し、資産超過の会社が対象でした。

 

そこで、ふと気づいたことがありました。

今回の会社も当てはまるのですが、業績の良い会社は資料が整備されていることがとても多いのです。

今回も、事前に大量の依頼リストを送付しているのですが、ほとんどの資料についてしっかりと作られており、別の資料を参照する場合もそれがしっかりと書いてある。大変スムーズに調査が進みました。

 

 

正確なデータを取ったわけではありませんが、かなり強い相関がある印象です。

鶏が先か、卵が先かに似た話でもあります。

つまり、資料が整理されているから業績が良いのか、業績が良いから資料を整理する余裕があるのか、因果関係は分かりません。両方正解の気もします。

 

そこで今回はなぜ相関があるのか考えてみようと思います。

 

資料の整理が業績向上に役立つ理由

まず、資料を整理することによってどのように業績に貢献しているのか考えてみます。

 

分かりやすいのは、資料の整理をすることによって、意思決定に必要な情報をすぐ引き出せることです。欲しい情報がどこにあるか探す時間を省けるだけでなく、意思決定に役立つ形で情報が加工されていたりする。だから適切な意思決定を適切なタイミングで行うことが出来る。

 

次に、第三者からの信頼感が増すということがあります。

例えば借入金の返済猶予をしているような会社の場合、金融機関からたくさんの質問や資料の提出を求められることになります。ここでタイムリーに適切な資料を提出できると、この会社は大丈夫そうだというイメージを与えることになります。

しかし現実に金融機関から聞く声は、資料の提出が非常に遅い、こちらが求めている資料ではなく意味のない資料だ、といったネガティブなものばかりです。いったんこのようなイメージがついてしまうと、余計に質問や資料の提出を求めることになるので、一層会社はこの対応に追われることになります。

この金融機関対応に経営者の時間が取られるようであれば、経営者が本来すべき会社の付加価値を向上させるための多大な時間を機会損失として発生させてしまっているのです。

つまり、無駄な雑務をしないために資料を整理して第三者からの信頼を得ましょうということです。

 

資料を整理するための人材の必要性

一方で、そんな余裕があればとっくにそうしてるよ、という声も聞こえてきそうです。

つまり、資料を整理するということは専属の経理なり事務の人員を雇用しなければならず、お金がないからそんな余裕はないよ、という主張です。

 

確かにそれはそうなのですが、一方でそのような人材を雇うメリットにも着目してほしいと思います。それは、「餅は餅屋」というマインドです。

経営者は数字に強くなければいけません。

そのため、自社の主要な財務数値はすぐに答えられるようでなければなりません。

しかし、経理業務を中心とする情報や資料の整理は向き不向きや慣れがあります。

経営者がやるより慣れている人にやらせた方が遥かに少ない時間で済むのは自明の理です。経営者は、その浮いた時間で経営戦略やトップセールスなど、会社にとってより重要度の高い業務に専念すべきなのです。

 

資料が整備されていないことによるロスは目に見えないため、機会損失がいかに大きいか自覚のない経営者も多いと思います。

しかし、一事が万事です。

資料が整備されていない会社は他にもたくさんほころびがあります。

 

一方で、資料が整備されている会社はかなりの確率で業績が良い。

 

これは覚えていてもよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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